月1体験会
はこちら
ご予約
ダンサーのダイナミックな動きに伴う重心の移動、ジャンプやステップの中で絶えず受ける衝撃・床反力に対して、時に柔軟に、時に強固に形状を変えて身体を支える土台としての役割が重要になってきます。
そんな足部の柔軟性と剛性を切り替えるスイッチはどこにあるのでしょうか?
まず足部を前方と後方に分けて考えてみましょう。※今回はショパール関節を境に前方と後方に分けます。
◎柔軟性を高める
下腿が内旋した時、距骨下関節が足部後方(踵骨)を回内させ、ショパール関節が回内、足部前方が回内する事で前足部の柔軟性が高まります。
◎剛性を高める
下腿が外旋した時、距骨下関節が足部後方(踵骨)を回外させ、ショパール関節が回外、足部前方が回外する事で前足部の剛性が高まります。
つまり、距骨下関節とショパール関節に問題があると、足部の柔軟性と剛性を切り替えるのが苦手になるのです。
では、なぜ上記の関節の動きが大切になるのでしょうか。
それは、「単純にバランスをコントロールしずらくなる」だけでなく、足部の不具合が全身に、ひいては身体の動きにまで影響を与えてしまからです。
体重が乗った状態において、足部の状態は、下腿の機能に、下腿の機能は膝関節を介して大腿の機能へ、大腿の機能は骨盤、上半身へと連鎖していく事になります。
つまり、足部に問題があるという事は、下肢、上半身へ影響を及ぼす可能性を高める事になるのです。